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世界一を目指すタッチパネルのELK社

[企業探訪] 赤字企業から売り上げ1000億ウォンへ


携帯電話市場の流れを読んで主力生産品を果敢に電界発光装置(EL)からタッチパネルへと変えた大徳所在のELK社(シン・ドンヒョク代表)。 同社の予想は的中し、現在モトローラ、LGなど屈指の携帯電話メーカーにタッチパネルを納品、 売り上げも急増している。世界市場でもその位置が高まりつつある。

同社の「携帯電話新概念Haptic Actuatorおよびモジュール開発」技術は忠清圏先導支援事業団(団長ユ・ジェグン)の支援事業に選定され、米国のAMI社との技術提携を通じてEAP(Extensible Authentication Protocol)技術を利用したHaptic素子の開発も終えた。従来の圧電素子とは異なり速度の遅い振動にも効果的という。

Haptic素子を利用すればタッチパネルを利用しながら実際にキーパッドを押すのに類似した振動感を得られる。今後携帯電話の細かい機能が強調されるようになると採択されるモデルが増えるものと同社では見ている。タッチスクリーンパネルの世界市場規模は2006年の1億5550万台から来年には7億8500万台へと年平均で49.9%の急激に成長している。携帯電話だけでなくMP3、ゲーム機などの携帯用メディア機器やナビゲーションなどタッチパネルの使用領域の増加とともに市場も成長しつつある。

▲ ELK社 シン・ドンヒョク代表
ⓒ2010 HelloDD.com
ELK社は現在は携帯電話部品メーカーとして世界のトップを目指す位置にあるが、一時は赤字が160億ウォンにもなる時期があった。同社は1999年 4月に大学院ベンチャーであるELコリア社として設立された。主要生産品はタッチパネルとキーパッド用EL。2005年にはK-Flexの開発に成功してモトローラへの納品を開始した。

2006年11月には1000万ドル輸出を記録し、2007年から企業名をELKと変更した。ところが順調だったELK社に2008年に危機が訪れた。2008年以後モトローラの携帯電話の売り上げが急減してELK社の売り上げも減少、更に為替レート変動のリスクを軽減しようと加入した為替ヘッジ商品KIKOがあだとなった。売り上げ減少に為替レート変動による損失を埋めるために現金を使い1年で赤字が160億ウォンに達した。600人だった社員が350人まで減った。

同社の主力生産品は携帯電話の液晶とキーパッドの裏面から光を発する電界発光装置(EL)だった。主要取引先のモトローラのRAZERフォンが好調で2006年以後ELK社の売り上げも前年比で5倍以上増加した。こうした中シン代表はタッチ型スマートフォンが主流となると判断、タッチパネルに投資を集中、これを主力生産品とした。

2008年まではタッチパネルの売り上げは全体の20%に過ぎなかったが2009年の第2四半期からタッチパネルの注文が増えて売り上げが急増、為替レートも安定してKIKOによって生じた損失も減少、ELK社は昨年売り上げ1180億ウォンを記録した。350人まで減った社員も1058人に増えた。

こうした結果についてシン代表は「品質、システム、生産のすべてがすでに準備できており、取引先との信頼があったので可能だった。タッチパネルは現在成長が始まった分野。技術投資を継続して来年には世界でもトップの企業になりたい」と述べた。

▲ ELK社が生産する製品
ⓒ2010 HelloDD.com



itom@hellodd.com
[2010-02-17]

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