パンディ号、民需航空機として初の輸出
 12月ごろに60台の追加輸出契約予定

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韓国航空宇宙研究院(院長 ペク·ホンリョル)は10月31日に米国の防衛産業企業Proxy Aviation社に4人乗り小型航空機「パンディ号(Firefly)」を輸出することになったと11月5日に発表した。
韓国の航空機開発史上、初の快挙である。
1990年代初め、韓国初の民需航空機「蒼空91」を独自開発したが純粋な開発プロジェクトに終わった。1997年の双発複合材航空機も開発のみに終わり量産段階に入ることはできなかった。1999年から4人乗り単発航空機「ポラ(Bora)号」も西欧圏の市場攻略のため開発されたが、最後のテスト飛行で墜落、韓国初の民需航空機輸出の夢が挫折した。
こうした失敗を乗り越え、遂に輸出に成功した。
 | ▲ 飛行待機中のパンディ号 ⓒ2006 HelloDD.com | 韓国の航空分野の研究陣と産業界の人材がたゆまぬ努力を通じて民需航空機の商用化技術を改善し、安定性を高めたことで民需航空機の北米輸出に成功した。
今回の輸出を契機に、今年12月頃にはパンディ号の製作、販売を担当しているシンヨン重工業(代表 ホン·ウイソク)がProxy Aviation社に今後2年間に60台(180億ウォン規模)の追加輸出契約を締結することが確実視されている。
今回のパンディ号の輸出のためにシンヨン重工業では4月26日にProxy Aviation社と契約を締結、7月10日に米国へ向けてパンディ号を船積し、8月から再組み立てと飛行試験を成功的に終え、10月31日に最終的にパンディ号を納品した。
パンディ号の輸出は米国Velocity社などの世界的な民需航空機競争社との熾烈な競争の末勝ち取った成果だけに更に意味が大きいと言える。
パンディ号は米国で行なわれた公開競争飛行試験で離陸重量1540kgで6100mの高度まで成功的に飛行した。一方、米国の競争社の機種は飛行実験で墜落した。今回の輸出は韓国航空機の技術力の優秀さを世界市場で認められる契機となった。
パンディ号の性能は?…最高時速330km、航続距離1850km
 | ▲ 時速300kmで飛行中のパンディ号 ⓒ2006 HelloDD.com | パンディ号は一般の航空機とは異なり水平尾翼が胴体の前方にある先尾翼機(canard)で、低速でも安定した飛行が可能。
またパンディ号は操縦桿(stick)ではなく自動車のようなハンドル(Wheel)方式を採択しており操縦者の便宜性が高まり、性能比の価格が相対的に安いため国際競争力もあるとの評価を受けている。
さらにパンディ号は2004年に米国の著名な冒険操縦士であるガース·マックラウド氏が南極点を経て南米大陸を横断したことで小型機市場での国際的認知度が高まった。
航宇研のイ·デソン航空事業団長は「普通、民需航空機の使用年限は10∼30年程度。米国への大量輸出が実現すればパンディ号は今後10年以上にわたり世界全域へ輸出されることになるだろう」と話している。
一方、産業資源部(長官 チョン·セギュン)と航宇研はパンディ号の初輸出を記念するため11月3日午後に忠清南道泰安(テアン)郡安眠(アンミョン)島に位置する韓瑞大学校泰安飛行場で公開飛行行事を開催した。
チョン·セギュン長官は「小型航空機は先進国と韓国の技術の差が小さいため海外市場進出が容易。我々にもチャンスがある。今後、最先端の機械および電子装置を備えた飛行機を製造することのできる技術力を育成する方向でR&Dを支援したい」と述べた。
itom@hellodd.com
[2006-11-06]
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