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KAIST、無人運行自動車を開発

航空分野など4学科の研究グループが共同で


大徳所在のKAIST(韓国科学技術院、総長ソ・ナムピョ)航空宇宙工学科のシム・ヒョンチョル教授らが無人運行自動車(以下、無人自動車)の開発に取り組んでおり話題となっている。

無人自動車とは運転者が操作せずとも自ら走行環境を認識、目標地点まで運行できる自動車を指す。KAISTの無人自動車の最高速度は40km/h。前部と上部にはレーザーセンサーが付いている。前部のレーザースキャナは200m前方まで測定可能。レーザーを発射し反射してくる時間を計算して障害物までの距離を計算する。

作動はエンジンをかけた後コンピュータを待機モードの状態に転換する。すると自動でブレーキを踏んだ状態になる。自動車を動かすには無線操縦器を利用する。無線操縦器の「RUN」ボタンを押すとブレーキが解除されモーターがアクセルを押して出発する。

KAISTの無人自動車は速度は遅いが指定された経路に沿った運行が可能。人間が運転するほど正確な動きはできないが右折や左折も可能で、路上の障害物も感知できる。

ソウル大学で修士学位を取得し現代自動車に入社したシム教授は米国へ留学経験をもつ。米国留学時代に無人航空器に関する研究を行なったシム教授は現在KAISTで学生らに航空宇宙工学を教えている。小型無人ヘリコプターや無人航空機がセンサーにより障害物を避ける技術を開発した。

昨年現代起亜自動車が韓国の大学を対象に「無人自動車大会」を開催すると発表した。大会への参加を希望する学校には開発に必要な1億ウォンの資金を提供した。大会は現代起亜自動車の走行トラックの指定されたコースを回りながらいくつかの障害物を避けながらゴール地点を通過するというもの。

シム教授の目標は大会に参加して優勝することではない。大会に参加する11校の実力を確認したいからという。他の学校は無人自動車の開発を機械科が主導しているが、KAISTは航空科、自動車大学院、電算科、電子科の4つの学科が共同で開発している。

無人自動車を開発するためには航空分野、電子分野、電算分野、自動車分野などの技術が必要。KAIST研究チームでは自動車大学院が車体のブレーキと加速ペダル、ステアリングを担当し、航空科のシム教授研究チームは航法位置測定と制御を担当している。チョ・ソンホ教授研究チームはセンサーフュージョンを、キム・ギヒョン教授研究チームは障害物判断と周辺環境を判断する高等推論をそれぞれ担当している。

シム教授は「飛行機の滑走路のような広くて無人の空間が与えられれば車両の最高速度水準である180kmの速度も出せるが、今は学内の運動場や人のいない時間を利用して試験運行を行なっている。焦らずに着実に段階を踏んでいずれは運転者の運転補助システムとなるようにしたい」と話している。

KAIST無人自動車とシム・ヒョンチョル教授
ⓒ2010 HelloDD.com


3つのセンサーが正面にあり、ルーフには航法装置とGPS受信器が搭載されている。
ⓒ2010 HelloDD.com


後部の様子
ⓒ2010 HelloDD.com



itom@hellodd.com
[2010-06-08]

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